そろそろハイパーゼットンになりたい

口に出したら角が立つ棚卸し

イエモンは優しい答え合わせを始めた

2016年1月8日、THEYELLOWMONKEY再集結の告知。

いやぁ、ワクワクした。生で見れるんだ、って。

 

そして翌朝の朝刊に見開き広告に唖然とした。

 いつの時代だよ!この広告費の莫大さ!

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  あとチケットの打ち出し方ね。

 完全にソールドさせる気である。リリースやメディア露出よりも前に。大人パワー全開が恐ろしい。 

 実際に私が初めてライブに行けたのがアリーナツアーの名古屋2日目。

 お分かりいただけるだろうか、このノックアウト具合。

この浮かれた文章、本当は今すごく赤入れたい。

 

でも私解散前にライブ行ったことないし、何なら音源もリアルタイムで追えてた訳でもないんだ。

だって結成、私の産まれる前だよ!

いろいろきっかけがあって曲を好きになって。

何故リリースから時間が経った過去の曲が今でもこんなにも響くのか、

そんなもん曲が良いからに決まってんだろという当然のことは置いておくとして

それは若かった彼らの歌う不明確な「明日」や「未来」が、確かに存在していたことが証明されたからだと思う。それがとっても優しいんだ。

 

 今でこそ永遠の厨二病を自称してるけど、当時(っていうかまぁまぁ最近まで)とか歌詞を見ると笑い事にならないくらい、こうモラトリアムのど真ん中の苦悩というか、まぁ率直に厨二病でよく今まで生き延びてこれたね、というか何であんなに保護者感強いメンバーに囲まれていながらそうなるんだい吉井さん...って話ですよ。

しかも砂の塔の初回盤に入るくらいヒット飛ばした曲でさえそうだからね!

砂の塔【初回限定盤】

砂の塔【初回限定盤】

 

  例えば紅白の曲、JAM。

今日の朝刊に一面広告を打っていて、歌詞が全文掲載されていました。

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こんな夜明け前の歌。

 待ち望んだ明日は、どれだけ望むかたちのものだったのか輝かしいものだったかは分からないけれど、明日というものは、確かに存在したんだな、って。

その事実だけで、当時の、音源で聴くJAMより、今演奏されているJAMはとっても優しく響く。安心感がある。

 

 BRILLIANT WORLDの歌詞で、

何十年?何百年?何千年?何万年?何億年?何光年?

のあとに何秒間?って2回繰り返すひとが、きっと「私の未来は輝かしい!」って盲信できるひとな訳がない。

でもいろんなことがありながらもこの2016年に演奏されていることって、夢があるし、打ち勝った感もあるし、とにかくとてもパワーになる。

 情熱大陸とかいろいろな媒体でオジサンだから〜みたいな切り口を使うけど、もうそれさえ嬉しいもんね。

そんな優しく力強い、答え合わせから始まった のが今年のイエモンだったと私は思う。

 

 

 

 

 

まぁたまアリのライブ映像観ながらそんな物思いに耽っていたら、そのすぐ後の秋のホールツアーはセトリに初期曲かなり織り交ぜてきて、かつセクシーゾーンしか着ないようなピンクのスパンコールだかラメだかのジャケット着て出てくるから、このお兄さんたちハイパーおとなげないな!って思ったよね!

 そしてMCで「新曲制作中です、現役バンドだからね」ってニヤっとしてたので、きっとこのまま存在しているだけでじゅうぶん♡みたいなただの大御所バンドにおさまる気はないんでしょう。

 

2017年はどんな年になるのかな。

きっと想像よりも大きなスケールのことをしたり顔でこなしちゃうんだろうな。

なんてったって国宝になりたいバンドだもんね!